腎臓病の前兆に合わせて診察~自覚症状で早めの対処~

食べ方を考える

果物と野菜

腎臓病の症状を患った状況下では、様々な治療が求められます。その中でも特に重要なのが、食事内容を考えなおすことです。なぜなら、腎臓病で低下した腎機能は復活することがなく、可能な限り現状維持が求められるため、腎臓に負担をかけない食べ方を考える必要があるからです。
今までなら問題なかった食生活も、腎臓機能が低下している状態では問題になることがあります。腎臓病を回避するという意味でも、腎臓病を進行させないようにするという意味でも、何をどう食べるのかを定期的に考えなおすのが大切です。

腎臓病と食事の関連性を考える中で大切なのは、器官に負担をかけない栄養バランスを構成するためにどうするかです。そして、その鍵となる栄養素は幅広いですが、特にタンパク質と塩分、そして塩分に関連してカリウム等に対する意識は強く持ちたいところです。
タンパク質量が多い食事は健康的な食事だと一般には思われがちですが、腎臓病を患っている人にとっては自ら凶器を内蔵にあてがっているようなものです。タンパク質の処理に対応できるだけの腎機能がない状態では、腎臓は仕事のし過ぎで疲弊してしまい過労死状態に導いてしまうのと同じような状態になります。ですから、必要最低限のタンパク質にコントロールすることが求められると心得るのが腎臓病の食事には大切です。

また、塩分とカリウムに関しても、素人感覚で考えれば連動して排出されて健康的に思われがちですが、腎臓病患者にとっては危険な存在になります。
確かに、摂取しすぎた塩分を排出する作用をカリウムは持っています。ですから、一見すれば有益な組み合わせのように感じられます。ここで多くの人が見落とすのが、排出する行為そのものが腎臓に負担をかけるという点です。
塩分摂り過ぎは良くない、だから、カリウムで排出しよう、この発想が通用するのは健康な腎臓のみです。可能な限り負担を掛けたくない腎臓病患者にとっては、最初から余計な塩分を摂取せず、カリウム量も調整するのが重要です。
これらの栄養指導については、素人がいきなり勉強して一朝一夕で身につくものではありません。自分で勉強することも大切ですが、かかりつけ医に相談しながら地道に取り組んで健康を守れるように行動するほうがよいです。